GEAR (ギヤー)

プレイ人数:2~5人
プレイ時間:1ラウンド10分
2,000円 (ゲムマ価格)  通販

「OPEN」シリーズ第3弾!


OPENLOOP同様、めっちゃ小さな箱です。

「GEAR」は、シリーズ1作目の「OPEN」と共通点の多いゲームです。
手札が8枚中、通常の手札(相手に見せない手札)は2枚だけで
あとの6枚は見せた状態でプレイします。

カードは1~10、スート(色)は2つ、
Aは1(=最弱)ですが、10が出れば11(=最強)になります。
と、ここまではOPENにソックリですね。

一番の相違点は、
OPENはゴーアウト、手札を出し切れば勝ちのゲームでしたが、
GEARはトリックテイキングという点です。


スートは2色、1~10

見えている手札はマストフォローです。
リードが出したカードと同じ色のカードが公開手札にあれば、
必ずその色のカードを出さなくてはなりません。

リードをフォローできるカードが公開手札にない時は何を出してもいいのですが、
「カードを出さない」ことはできず、何かしら出さなくてはなりません。
ココもOPENと異なるところで、
場合によっては強いカードを強制的に捨てさせられることも。。

一方、非公開の手札はそういった義務はありませんので、
ここぞ!という時のためにとっておくともできますし、
見えているカードを守るために使うこともできます。

リードは、同じ数字のカードをペアで出すこともできます。
この場合、続くプレイヤーも同じくペアで、
かつ色の組合せもリードに合わせて出さないとフォローできません。
フォローできない時は、なんでもいいのでカードを2枚出さなければなりません。
(これがけっこう悩ましい…計画狂う!)


シンプルテイストなカード。エンボス入り。

得点は基本的に1トリック1点
トリックを多く取るほど良いのですが 最後のトリックは追加で3点のボーナスが付くので
それに向けてどう手札を調整していくかが1つの焦点。
またAは1枚1点で、Aの獲得を巡る攻防も焦点の1つです。
ペアは2トリック分(=2点)に数えます。

そしてこのゲーム最大の特徴として
公開手札は配られた時点では誰のものでもなく、
競り」によって手に入れます。


競りカードを各自1セットずつ持ちます(オモテ)


(ウラ)


競りは「追い出し競り」。
人数分のカードが6枚ずつテーブルに並べられ、
手番順に自分が欲しいセットに入札していきます。


黄プレイヤーが2で入札、1で入札していた赤プレイヤーは追い出される

既に誰かが入札しているところに入札する時はより高値をつけ追い出します。
追い出された人はさらに高値を付けるか、別の手札に入札します。


2枚の競りカードを組み合わせることで0~5の数字を作って入札します。
それ以上の額で入札したい時は口頭で宣言してください。

こうして全員の手札が決定したら、入札した額の「点数」を支払います。

つまり勝利点を支払って手札を手に入れますので、あまり払い過ぎるとその手札から得られる点より払った点の方が多いという事態にもなりかねません。その見極めは一筋縄ではいかないでしょう。


Tシャツも作りました


今回もTシャツを作りました。2種×2色の全4タイプ
前回同様、しっかりした生地の触り心地のよいTシャツです
価格は2500円、サイズはLとXLです。


箱絵の1パーツを抽出したバージョン。普段使いにも

通販

FAQ

Q. リードが青9青9のとき、公開手札に青2青2があったら青2青2を出さなければいけませんか?
それとも青5青6などを出してもいいですか?
A. ペア出しをフォローできるのは同じくペアでかつ色の組合せもリードと同じものだけです。
つまり、この場合ですと青2青2をマストフォロールールにより出さなくてはなりません。
一方、フォローできるカードが無い時は、何を出してもかまいません(色を青青にする必要はありません)

Q. フォロー状態の10に対してAを出すと11になるとのことですが、
フォロー状態というのはリードで出した場合もフォロー状態ですか?
A. はい、リードが出した10も含みます

Q. 競りで自分の持ち点以上を支払う(マイナス点になる)事は可能ですか?
A. マイナスになるような支払いはできません。また借金もできません。
少ない初期点から徐々に入札額が増えていくコンセプトですが、
「いや、もっとたくさん入札できた方が楽しいだろ?そうだろ?」
という場合は、10点スタートにして頂いてもかまいません。

Q. ペア戦での得点は、チームメイトの得点を合算するだけですよね?
(3トリックごとの追加点は1人で3トリック取らないと発生しませんよね?)
A. はい、最終得点を合計して比べるだけで
プレイ自体は個人戦とまったく同様におこないます。
ちなみに、非公開カードの中身を教え合ってはいけません。

 

ゲームデザイン:齋藤 隆
アートワーク:QURAGE
英文翻訳:サイゴウ
お問い合わせ:tsaito@web-saito.net


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